考察

サッカーの概念を用いて、あらゆる社会的事象を分析・認識しようとする試み

１4　ＰＫを蹴る選手への（適切な）助言について

２００４欧州選手権は８チームのトーナメントとなり、ＰＫ戦が続いた。
• ポルトガルｖｓイングランド 
• オランダｖｓスウェーデン 
いずれも僅差の勝負となったが、ベッカムやルイコスタという名選手がはずした一方で、ポルトガルのＧＫが試合を決めるＰＫを決めるなど、ＰＫには素人予測を超えた神の采配がある様に思える。
でも、勝利チームの優秀な監督は、実は陰で的確な助言をしているのである。
テレビ画面から読唇術をつかって読み取った監督の助言内容について、ここに紹介しよう。

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ＰＫを蹴る選手の特殊な心理に応じて、どうも三種類のアドバイスがあるようだ。
【右に蹴って良いか左に蹴って良いか迷っている器用な選手に対し】

• （どちらの側に蹴るかを）キーパーに気付かないように蹴れ

【ボールの飛ぶ方向に自信の無い選手に対し】

• （ＰＫを蹴ることを）ボールに気付かれないように蹴れ 

【抜群のテクニックをもっていながら、上がり症で、どきどきする胸の鼓動が体を硬直させるタイプの選手に対し】

• • （ＰＫを蹴ることを）自分に気付かれないように蹴れ

（2004.6.27）