考察

サッカーの概念を用いて、あらゆる社会的事象を分析・認識しようとする試み

10   なぜ日本代表は、トルコに破れたか(敗因分析から見える日本サッカー事情)


予選リーグを1位で勝ち抜いた日本は、残念ながらトーナメント1回戦で、トルコに0対1で敗れてしまった。

(韓国ーイタリア戦を見た後の9番)「韓国戦を見ていたらのろまに行く時間が無くなってしまいました。しかし、あの試合は凄かった。日本戦が終わった後続いていた脱力感は、韓国戦の観戦後には若干の苛立ちに変わっていました。なぜ、ここまで日本はできなかったのだろうかと。しかし、それがまた実力の差なのかも知れません。今日は試合がないので、久しぶりに仕事に専念します」 
(韓国ースペイン戦を見た後の9番)韓国凄い! これは運ではない。強い。今、今回のワールドカップは日韓共催ではない。韓国の開催で、日本は場所を貸しているだけって感じ。日本のサポーターはすでに観光客になっているけど、韓国のサポーターは当事者だよね。うー羨ましい。韓国、負けてしまえ! 韓国、横浜へ来い! 日本代表、ばかやろう!」
こんな神経症ともいえる反応を巷のサッカー中年に引き起こした日本敗戦であった。その敗戦の理由について、8の敗因が発見されたので紹介する。


トルコ戦敗戦の残る8つの敗因

1.日本養鶏場協会のミス

セネガルでは、フランス戦に勝利した後、お祝いに鶏を食べる人が続出し、国内から鶏が消えたと噂された。それを聞いた日本養鶏場協会の幹部は、トルコ戦での日本の勝利を確信し、その後のベストエイトで対決する予定のセネガル戦に向け、日本でも大量の鶏肉を食べるようにキャンペーンを張ることが検討された。そして、その検討会議のため、日本ートルコ戦のテレビ観戦を疎かにしてしまったらしい。とんでもないミスだ。-

2.中田のミス

W杯前のインタビューで、「相手とぶつかっても倒れない中田のプレースタイルは、いつ頃からできあがったのか」というインタビューを受けた中田は、「たぶん高校生の時です、ユニフォームが汚れるのがいやだったので」と答えている。
このジョークは、バッカスとトルコ国内では真摯に受け止められてしまった。バッカスでは、それ以前からユニフォームを大事に扱いタンスに仕舞い込んでは無くしてしまう者(例えば、15番・17番など)がいたが、トルコチーム内では、「日本ではユニフォームが高価で余り手に入らないらしい」という噂が立った。だから、試合中戸田がトルコ選手のユニフォームを掴みそしてその側で叫んでも、トルコ選手は「ユニフォームをせがまれている」と感じ優越感を与えてしまっていた。インタビューで不用意な発言をした付けが回った事例だ。

3.日本仏教界のミス

セネガルは、チームに黒魔術師を同行させ、チームの勝利を祈願させているらしい。日本でも、修験道の高僧が、トルコ戦勝利を祈願して護摩法要をしていた可能性があるが、まだ未確認だ。護摩を焚く量を間違えたのではないかと思っている。-

4.銀座のOLのミス

ある日の銀座の地下鉄のほどで、二人ずれのOLに出会った。そして、聞き耳を立ててその会話を聞くと、

  • 右側のOL「サッカー見た?、見ると面白いね」
  • 左側のOL「そりゃそうよ、ワールドクラスだもん」 

この二人のOLに幸せがくるかどうかは、これからもサッカーを見続けるか否かにかかっている。そして、サッカーが面白いことに気づくのが遅れた「右側のOL」へ、あんたのせいだ、日本が負けたのは。-

5.コーヒービーンズでお茶していた二人連れご婦人のミス

これもある日、コーヒービーンズにコーヒー豆を買いに出かけたときのことだった。
店の中でどの豆にしようか迷ったあげく、「ベストエイトにまだ残っているブラジルを200g」と店員にオーダーした。その時店内で珈琲を飲んでいた二人の上品なご婦人が

  • 「ブラジル飲んだら、ブラジル負けちゃうよ」

と験を担いで話しかけてきた。しかし、珈琲豆のブラジルを飲んだだけでサッカーのブラジルが負けるわけがない。
すべてをサッカーに関係づけて人生を語ろうとする二人連れのご婦人へ
日本が負けたのは験を担ぐあなた方のせいかもしれない。でも、「ベッカム」だ「デルピエロ」だと嬌声をあげて、世の中の全ての出来事を芸能問題にしてしまう世のご婦人と比べれば、敗因への寄与性は低いはずだ。

6.総監督のミス

W杯開幕後の選手インタビューで、中山は言っていた。
「縁起をかついで、パンツは左足から履くようにしています。皆さんもお願いします。」
これを聞いた総監督は、その日からパンツを右足から履くのをやめた。でも歳をとっているので、時々忘れることがあるのではないかと不安だった。日本ートルコ戦の日、総監督は、間違って右足からパンツを履いたかも知れない。

7.ベンゲルのミス

ある雑誌のインタビューで、ベンゲルはこのように語っていた。

  • チームプレーのスポーツには、ある法則があります。「チームの進むべき道は、必ず一番強いポイントから開かれる」ということです。

あなたが、日本代表の監督にならなかったのも、これも敗戦の一つだろう。-

8.日本有線放送協会のミス

トルコ戦に先立って、日本有線放送協会では、日本代表イレブンを鼓舞するため、全国一斉にある曲を流す予定だった。それは、宇崎竜堂の

  • 「ここまできたら、サクセース!」

と吠える曲だった。しかし、間違えて、トワエモアの曲(ある日突然、または、誰もいない海)を一斉に流してしまったらしい。
これからも、敗因を探し続けるつもりだ。

 

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