考察
サッカーの概念を用いて、あらゆる社会的事象を分析・認識しようとする試み
2 なぜ中年はサッカーの戦術に惹かれるのか(サッカー初心者中年の分析)
野球の基本は、ピッチャーとバッターの間の1対1の対決である。優秀な投手の前に、平凡なバッターが3人束になってもなかなかかなわない。しかし、サッカーでは、優秀なフォワードに対して、平凡なディフェンダーは3人が束になればなんとかなる。少なくとも、何とかなると思える。だから、優秀な選手と平凡な選手の間の1対1の対決を避けるのが、平凡な選手側の優れた戦術の一つであり、この駆け引きこそが戦術でありサッカーの真骨頂だ。
例えば、高校生の柳がシュートをしたが、50代の菊池のファインセーブにあって得点できなかった場面を想像しよう。これは1対1の対決の場面のようである。が、実際には40代後半の四元と大川が柳のシュートコースを正確に限定していたため、菊池はコースを予測できた結果なのである。
勿論、四元は自分がワンサイドカットしていたことは知らず、大川もTDに言われてそこにいただけのことが多いが、柳からすれば、中年の戦術恐るべし、と感じているだろう。
このように戦術が個人技を覆い隠すことが多いため、サッカーは、個人的技量の判断が難しく、それがサッカーの味わいをより一層深くしてくれる。
戦術が個人技を超える場面も多いサッカーでは、試合では11次関数を解く英知も必要なためサッカー評論家が超えなければならないハードルは高く、戦術をこよなく愛する中年には戦術を語り合うという新たな楽しみがある。だから中年はサッカーに惹かれるのである。
- O60
- 13塩見
- 10 四元
- 61倉田
- 14石原
- 09飯島
- 17石川
- 02赤羽
- 15レイ
- 07山口
- 18小野
- 21泉谷
- 08水木
- 55太田
- 11大久保
- 22本多
- 20庭野
-
- O50
- 24西脇
- 49仁科
- 28小田切
- 30田口
- 39青木
- 42千葉
- 06大弓
- 36中田
- 32松田
- 26宮前
- 51浅川
- 33市川
- 29堀田
- 44友利
- 38ミキ
- 45鈴木
- 25森田
-
- 040
- 50遠藤
- 48後藤
- 31栗子
- 34森
- 16三上
- 37苅谷
- 40桝井
- 23若井田
- 35自然
-
- U40
- 19駿介
- 69山階
-
- レジェンド
- 総監督
- 大川
- TD
- 武田
- 大木
- 手島
- 藤田
- 古村