108 デンキブラン
2019年6月29日、大久保が誘いを受けたシンフォニア国際戦は、平和島にある某女子校で開催された。
後日、大久保から、共学高校であることの指摘があった。この日の参加者の過半数が女性であったことが誤った思い込みを生んだらしい。
そういえば、部室近くの下駄箱には、すり減ったサッカーシューズがたくさん入っていた。昔、見たことのある風景だった。
しかし、相手チームの人数が足りなく、バッカス16名中から補強することになった。
国際線は国内線となり、ミキとにしわきのゴールは、話題作りの材料に調理された
参加者 16名
四元 赤羽 山口 水木
西脇、太田、本多、大久保、田口 千葉
松田、宮前、赤坂、ミキ 森田 苅谷
グラウンドは、かなりの重馬場だった。
太田は、ぬかるんだグラウンドに慣れるため、前週には、本物のヌカルミに足をいれたということだったが、試合前のアップがライン引きに時間をとられて不足し、故障した。
こんなこともあった。赤羽は、GKの西脇に余裕を持ってバックパスを出したつもりだった。しかし、西脇はなかなか動き出さない。西脇がボールに近づいたときには、相手FWが迫っていた。ビデオ判定によると、西脇は、ゴール前にあっった池を渡るために逡巡し、池の中に足を入れる判断に時間をとられ、結局相手に詰められていた。振り返れば、試合中、このGKは余暇を利用して目の前にある池からコップで水をくみ出していた。
GK以外のメンバーも、ボールを囲んでは、軽快に普段見たことのないウエーブの動きをしまくった。水たまりを避けるために。
ところが、四元のユニフォームもストッキングも、綺麗なままだった。
四元は常にFWの位置にいて、3回ボールに触ったことがあった。しかし、相手DFより泥の跳ねっ返りを恐れ、特に絶対に転ばない覚悟でグラウンドにたっていた。
高校の部室近くには、ずらりと水道が並んでいた。
試合後は、我々もここに並び、ユニフォームを洗った。高校生は、帰宅して「母ちゃんに叱られないように」するためユニフォームを洗う。我々は、「ただ、泥洗いの自分の仕事を終わらせておくために」ユニフォームを洗った。しかし、不思議なもので、何度洗っても水は濁った。
ぬかるんだ校庭では、また、女子チームの試合は続いていたが、我々は、早く反省をしたいので、午後4時頃には高校を出た。
そして、シンフォニア長島さんも推薦するうなぎ屋に向かったが、満員だった。
そこで、駅近くの居酒屋で8名の反省会をすることになり、誰かが薬草の入ったデンキブランを飲んだ。たらふく飲んで平均単価1500円。
グラウンドもそうなら、居酒屋も昭和だった。四元とともに、この日昭和を満喫した
- O60
- 13塩見
- 10 四元
- 61倉田
- 14石原
- 09飯島
- 17石川
- 02赤羽
- 15レイ
- 07山口
- 18小野
- 21泉谷
- 08水木
- 55太田
- 11大久保
- 22本多
- 20庭野
-
- O50
- 24西脇
- 49仁科
- 28小田切
- 30田口
- 39青木
- 42千葉
- 06大弓
- 36中田
- 32松田
- 26宮前
- 51浅川
- 33市川
- 29堀田
- 44友利
- 38ミキ
- 45鈴木
- 25森田
-
- 040
- 50遠藤
- 48後藤
- 31栗子
- 34森
- 16三上
- 37苅谷
- 40桝井
- 23若井田
- 35自然
-
- U40
- 19駿介
- 69山階
-
- レジェンド
- 総監督
- 大川
- TD
- 武田
- 大木
- 手島
- 藤田
- 古村