95 異議審査8月26日
前日に釣り部部長水木釣り上げたカツオ2匹を肴に、反省会を開催した。料亭釣り刺しで
肴は、
- カツオの刺身
- カツオのたたき
- カツオの何とか
審議事項
7月23日の玉川NECグラウンドの試合で、オウンゴール2点に関し、泉谷と千葉から異議が出されていた。その異議の審査がこの反省会のテーマだった。
我々は、その直前のシニアリーグで宿敵ヤタガラスに負けたことを忘れ、一月前の試合の得点クレームに熱を上げていた。
この玉川NECグラウンドの試合は大久保が仕切っていた。
得点の認定も大久保の判断次第、だから、赤羽は大久保の判断に従って、大田区マスターズ戦の2得点をオウンゴールと判断し、ホームページにもこれがアップされていた。
ここまで来ると、覆ることはまずない、これがこれまでのセオリーの筈だ。まずこれを押さえておこう。
異議審査の背景
この年、リオオリンピックがあった。
そこでは、様々な競技において審判の判定に対するクレームが採用されていた。だから、大久保を含む我々は、この二人の異議に対しても、正々堂々とした態度で臨まなければならなかった。他方で、オリンピックで採用されている異議システムでは、異議が認められない場合のペナルティも定められている。例えば、レスリングでは相手に1点与えられた。そこで、オリンピック精神を尊重する我々は、異議が認められない場合生涯得点から1点差し引くという脅しを添え、この異議審査に望むこととなった。
- • 異議者 泉谷 千葉
- • 異議を受けた者 大久保
- • 判定員 四元 小野 青木 水木 赤羽 太田
異議審査実況中継
泉谷は、
得点とオウンゴールの定義を力説した。そして、相手DFの間でボールが動いたボールの軌跡を言葉でトレースしたが、酔客にはなかなか伝わらなかった。同じ話を繰り返す酔っ払いに苛立った青木は、こう言った。「私は、見た」
千葉は、
泉谷の場合と違い、オウンゴールの余地はないと力説した。
誰にも触っておらず、宮前のパスを受け、左足で冷静にゴール右にシュートしたと、繰り返した。
しかし、千葉の左足には定評は全く無く、そのシュートが決まったという説明はあまりにも不自然だった。おまけに、試合前の千葉に対しアセトアルデヒドのドーピング検査が実施されていなかった。この点も、千葉の弁明に疑念を生み審査を紛糾させた。
最後に、誰かが聞いた。
「先日(8月21日)のヤタガラスとのシニア戦で、最初の失点はどうしてうまれたの?」、千葉は言った。「正直に話します、俺の足です。」
これを聞いて、我々は、
- 判定員の前で正直になる千葉の性格を確信した。
- だから、大久保のOGの判定に猛然と抗議する千葉の態度は真実に満ちているのではないか
- 大久保は、その日の判定を間違っていたのではないか
という推理に基づいて、二人の得点は認定されることとなった。
この異議の認可は、
生涯得点に1点を加えることを意味する。
次に、その後のヤタガラス戦で千葉が犯したオウンゴールを理由に、生涯得点から1点を減らし、いわゆる「チャラにするか」、これが次の議題となった。
この日の反省会では結論が出ず、反省会は午後11時頃閉会となった。
飯島はどうしたか。来ました。
閉会後、深夜の料亭に顔を出した。クレーム審査によって酒がまずくなる、これが飯島が遅れてやってきた理由だった。
ところがどっこい、判定員6名は、この日、生涯得点の認定(言い換えれば他人の幸・不幸)という最高の肴に旨い酒を飲むことが出来たのだ。
- O60
- 13塩見
- 10 四元
- 61倉田
- 14石原
- 09飯島
- 17石川
- 02赤羽
- 15レイ
- 07山口
- 18小野
- 21泉谷
- 08水木
- 55太田
- 11大久保
- 22本多
- 20庭野
-
- O50
- 24西脇
- 49仁科
- 28小田切
- 30田口
- 39青木
- 42千葉
- 06大弓
- 36中田
- 32松田
- 26宮前
- 51浅川
- 33市川
- 29堀田
- 44友利
- 38ミキ
- 45鈴木
- 25森田
-
- 040
- 50遠藤
- 48後藤
- 31栗子
- 34森
- 16三上
- 37苅谷
- 40桝井
- 23若井田
- 35自然
-
- U40
- 19駿介
- 69山階
-
- レジェンド
- 総監督
- 大川
- TD
- 武田
- 大木
- 手島
- 藤田
- 古村