52 バッカス9回目の夏合宿

日時:7月30日〜31日 場所:富津某グラウンド兼宿舎

参加者 成年 25名

30日 

午前 集合7時30分
現地9時到着 午前の厳しい練習は、午前10時始まった。
• 曇り空は、直射日光を遮り、午後の小雨を期待させる絶好のコンディションだった。でも、その分湿度が高く、直ぐにユニフォームが汗で濡れる。
• 午前の最初は、柳川から海を越えてやってきたTDのかけ声から始まった。最後に全員参加のミニゲームを行い、12時に午前の厳しい練習が終わった。
昼には、52杯の生ビール。
そして、昼寝の後の大広間では、午後のメインイベント紅白戦の選手発表となった。

午後2時からは、軽いアップの後で、恒例のO50対少年組の対戦。

• O50組 総監督 手島 塩見 四元 ケイコ メグミ
• 少年組 大悟 亮一郎 ユウキ 哲郎 シュン 加藤
• 結果 : 引き分け  戻る
• 試合は引き分けに終わったものの、このミニゲームの後遺症は直ぐに現れた。一人ゴール前で何度もシュートを跳ね返し続けたTDは、体調を崩し、その直後の紅白戦では、控えに回ることになった。

紅白戦

20分を3本行った。
第1セット
• 最初のゴールは、監督のクロス系ミドルシュート。これを見上げて総監督は放置した。滞空時間は、3個の流れ星を見る時間くらいの、長い尾を引くシュートだったらしい。後半には、「何が何でも紅白戦で得点したい」と目覚めた初川が、何度もゴール前にチャレンジし、2得点目を上げた。バッカスの水が身体に合ってきたころだ。
第2セット
• 紅組のGKは堀田、白組のGKは加藤。これを見て、第2セットの得点は困難だ、と諦めムードも漂った。そして確かに、白組大久保の研ぎ澄まされたシュートは堀田の太い右足で何度も跳ね返され、ムードは確信に変わっていった 
• ある時、コーナーキックを紅組が得た。右サイドから駿介が蹴ったボールは、ファーに待つ塩見先輩にまっすぐ飛んでいった。首を振ってボールを下に落とすと、歓声は直ぐに上がったが、流石に失点した側の白組メンバーは、ハイタッチでなく小さなガッツポーズに自重した。
• 白組の手島は、紅白戦の出場に最初難色を示したが、赤羽から尻を叩かれシューズを渡されて渋々グラウンドに立ち、堀田との競り合いの中でゴールを決めた。得点後のこぼれ球をペナルティエリア内で掴んだ大久保は、プレーオンを確信してすぐに左足で蹴りこんだが、後の祭り、得点記録は手島に記録された。
第3セット
• 疲れは、運動量を減らし、とても料金を取れるようなゲーム展開ではなくなったので、良く覚えていない。
 

夕食には

二つのコースに分かれ、洋食コースはシャンパンとワイン、和食コースは焼酎と梅干し、とオーダーが続いた。
夕食後の反省会では、疲労困憊した手島先輩と、ベットで身体を引きつっていた泉谷を除き大勢が参加したが、その話題は、塩見先輩のファインゴールへの賞賛と手島先輩の身体を張ったプレーに向けられた。

31日

恒例の早朝練習は中止となったが、仁科親子は、散歩と称してグラウンドの下見とイメージトレーニング、そして朝食後には真っ先に亮一郎がグラウンドに出て丹念にシュート練習を繰り返していた。
午前の練習開始に先立って、前日の試合が引き分けに終わったO50対少年組のリベンジ戦が、O45対少年組として再開された。
裏紅白戦の組み分けは、
監督の了解を受け、前夜の夕食の洋食組と和食組で組み分けをした。
試合後には、決着を付けるためのセレモニーとして、PK合戦が行われた。
和食組 7点 洋食組 5点
PK戦で、9回目のバッカス合宿の全日程は終了した。
大倉山着は、午後1時20分頃、その後メンバー21名は、小野の配慮で三々五々地元有力レストランに集まり、再度午後4時頃までここで飲食し、そして散会した。

監督は、

今年ロッカーの鍵をなくした。
バッカス以外誰もいないロッカー室だったが、監督は慎重に鍵を閉めたのが仇となった。

千葉は、

水木夫婦が虫を追い払う仕草をみて夫婦喧嘩と錯覚した。そして、自分とは異なり、水木夫婦は鞭を使ってケンカをすると確信した。

手島先輩は、

今年は走らないと宣言し、その決意を貫徹するためシューズをわざと忘れ、午前をウォーキングで過ごした。それを知った加藤は直ぐにシューズ提供を申し出、おまけに赤羽はおニューのシューズを押しつけた。第2セット。塩見ゴールの余韻に浸った手島は、何度か右サイドを駆け上がり、ある時ドリブルで堀田の待つゴールに向かって、横に突進した。見事な体躯同志の対決は、周りの者の指をくわえさせ1対1の対決となった。堀田の前で勢い余って転んだ手島は、それでも旺盛な闘争心のまま横になった身体を使ってゴールを狙うと、堀田も懸命にボールを取ろうとする。しかし、そこはそれ、長年寝技一筋の手島の前では、立ち技頼みの堀田の脇は隙だらけだった。堀田から逸れたボールは、僅かにゴールラインを超えた。闘志が生んだ得点だった。
手島先輩からの手紙
今年は走らないぞ!と心に決めていったのに、御ニューの靴を渡されたらやっぱり!でも生まれて初めてボールをゴールに入れましたよ。有り難うございます。

合宿前の掲示板では

てつろう君の質問に答える形でFWの動き方で議論が沸騰し、百家争鳴のFW論が浮かび出た。
宮前

  • いずれにしても,その前のボールのもらい方が大切です.

会計11番

  • てつろう君、FWの動きですね。簡単です。どんな質問でも、答えは1つ「蟹さんのように横に動く」これだけです。君のとうちゃんもまだ知らないと思います、いにしへの監督の教えだよ。ところがバッカスで実践できるのは唯一Let's5だけなので合宿でよ〜く勉強しよう!

10番

  • 思い切りの良さ、と運です。

庶務2番

  • 自分をFWだなんて、思わないことです。

BOB

  • てっちゃん、もものパパが教えてあげるよ。もものパパはね、昨年の得点王だよ。

SAP
大変遅くなりましたが合宿では息子が大変お世話になり有難うございました。

  • 本来親が子供を教育する必要があるわけで、そうなると私もFWへ転向する必要があるのではと考え込むこともたびたびです。そうした中、5番さんの「すべてを忘れて、ボールに突進していく快感」は私にも当てはまり、その思いは強まるばかりです。でも、反省会で大和はGK向きというコメントを耳にしました。確かに監督の強烈なシュートを簡単に止めたことは事実です。そして、監督のPKをとめることも夢見つつ来年の合宿を楽しみにしています。10番先輩またよろしくお願いします

と言う具合だった。
でも、今年の合宿のハイライトは、柳川から遠征してくれたTDの参加と、浜松から帰還したBOBの参加だっただろう。

TDは、合宿を振り返ってこう語る。

 バッカスの皆さん、今回の合宿では本当にお世話になりました。 一人でリフティング、壁打ちでサッカーを練習して本当のサッカーに飢えていた私にとって久々のサッカーを満喫させていただきました。
それにしても皆さん、本当に上手くなっていますし、体力も凄いですね! シニアサッカー不毛の柳川で生活している私は何とか付いていくのが精一杯でした。 
でも、試合では偉そうにポジションの指示をし何とか昔の威厳??を出して頑張りました。・・・小野さん、千葉さん、仁科さん、武田さん等々DFの方々ゴメンなさい。
今回の合宿の印象は一言! 凄く上手くなっている!
・・・記憶に残るプレー・・・

  • 1)塩見先輩の得点
  • 2)武田さんの膝ボレーシュート(自殺点)
  • 3)総監督(GK)のシュート見送り

あぁ、それにしてもがチンこの紅白試合、フルに出場したかったなぁ(返す返すもこれだけが口惜しい)。本当にバッカスの皆さん、ありがとうございました。又参加できる事を楽しみにしています。
そこで、TDが指摘した3つの記憶に残るプレーについて、関係者からの一言

1)塩見先輩

暑い熱い合宿、お疲れさまでした。今度の合宿では、皆さんには色々祝福を頂戴し、感謝しております。駿介クン見事なパスをありがとう。最後のPK戦でビシッと決められないのが情けなく、私らしいところですが(決めていれば完璧だったのに…)、でも、あのシュートのおかげで来年まで前を向いて生きて行けそうです。これからも課題を一つひとつクリヤーできるように頑張りたいと思います。最初の課題はやはりダイエットかな。

2)武田氏の言い訳

年に一度、酷暑の夏合宿を乗り越えることで、俺もまだまだやれるぞ!と、実感しています。生きていることの証みたいな2日間でした。キャプテン始め、皆さんに感謝です。
因みに、本能というべきか、近くにゴールがあると、ひたすら突進してしまうようです。そういう私をDFにおいておくと危険なのではないかと、(自分のためではなく)皆さんのために心を痛めている今日この頃です・・・・ TD どうでしょう?

3)総監督の目撃者仁科

私も適度に体重が増してきてFW向きになってきたのではないかと・・・というのは冗談で、今回の合宿ではTDの指示を受けて久しぶりに緊張感あるディフェンスをすることができました。ありがとうございました。総監督が見上げたシュート、1点目のことですよね。それは監督のセンタリングミスのように見えたもの(いや当初から狙ったロビングシュート?)だったように記憶しています。パッシーリがセンタリングミスと判断して あーっ"と落胆の声を上げたあと、こんなのが入っちゃう!入っちゃう!というと、皆が見上げて見下ろした時には入っていました。

BOBの自慢話

30日早朝、大久保は仁科と一緒にBOBを新横浜に迎えに行った。夜は同じ布団で同衾した。紅白戦で何度も大久保の得点を阻止したBOBは言った。

大久保さんの身体の特徴とクセはみんな知っている

塩見から刺激を受けた手島が紅白戦にガッツプレーで応えると、我々も、二人のプレーに刺激を受け、夏合宿を最後まで走りきることができた。年功序列の連鎖反応が生まれた合宿だった。

  • O60
  • 13塩見
  • 10 四元
  • 61倉田
  • 14石原
  • 09飯島
  • 17石川
  • 02赤羽
  • 15レイ
  • 07山口
  • 18小野
  • 21泉谷
  • 08水木
  • 55太田
  • 11大久保
  • 22本多
  • 20庭野

  • O50
  • 24西脇
  • 49仁科
  • 28小田切
  • 30田口
  • 39青木
  • 42千葉
  • 06大弓
  • 36中田
  • 32松田
  • 26宮前
  • 51浅川
  • 33市川
  • 29堀田
  • 44友利
  • 38ミキ
  • 45鈴木
  • 25森田

  • 040
  • 50遠藤
  • 48後藤
  • 31栗子
  • 34森
  • 16三上
  • 37苅谷
  • 40桝井
  • 23若井田
  • 35自然

  • U40
  • 19駿介
  • 69山階

  • レジェンド
  • 総監督
  • 大川
  • TD
  • 武田
  • 大木
  • 手島
  • 藤田
  • 古村