１７　初めての芋煮会

１９９９年１１月１４日 鶴見川土手付近

バッカスは初めて芋煮会を行う。料理長塩見

（トレーニングの部）

１０時３０分に集合し、１１時からは、まず腹ごしらえのため、太尾公園周回コース（１周約４００メートル強）でジョギングリレーを行った。
４チームに分かれ、１週する毎に、走者の年齢を加算してゆき、早くチトータル年齢が１０００歳になったチームが勝つという、極めて常識的な駅伝方式をとった。

（食事の部）

ということがあった後で、鶴見川の土手に場所を移した。
すでに、大勢家族連れが鍋を取り囲み、太尾走ろう会の役員の皆さんも来てくれた。塩見が巨大な鍋二つで、仙台風と山形風の芋鍋を煮込んでいる。味噌味と醤油味だ。前日からの仕込みせいで、約５０人分の調理は順調に進んでいた。
食事に先立ち、トレーニングで優勝したチームに対し、一番鍋の栄誉が告げられた。
総監督と加藤は、感激を胸に直ぐに箸をつけた。加藤は、検算をして良かったと思った。そして、次々と参加者約４０名が鍋を取り囲み、シェフの調理の腕と薄咲く秋晴れの川原の景色を堪能した。
塩見を見て、誰かが言った。

• 「この人のポジションは、だからシェフというのですね」

すぐに鍋は底をつき、初めての芋煮会は大盛況だった。