無情という題名の証拠写真

本多は、パー

268 無情という事

2014年12月14日 日曜日 15時30分〜15時30分(一部ナイター) 
場所・YCACグラウンド
試合相手・YCAC
試合結果 3対6(得点 松田 石川2)

    • 第1セット 1対0
    • 第2セット 0対1
    • 第3セット 2対2
    • 第4セット 0対3

参加者(16名) 平均年齢 50歳 
小林秀雄の無常という事を読んでいる途中、だから無情に試合を振り返ろうと思う。
師走の休日、YCACグラウンドでバッカスの試合があるというので見学に出かけた。
日頃慣れ親しんだチームなので、メンバーの飲酒量を中心とした個性は理解している。
プレーの癖も少しだけ知っていた。
巨体が揃うYCAC戦なので、初参加の田口、森田、浅川らが、どれだけ腰の引けたプレーをするか、それも楽しみだった。
お馴染みのメンバーでは、24番西脇、26番宮前、8番HC水木が、コンディション不良を言い訳に参加していない。
西脇などは、朝の大倉山のお見送りに、洟を垂らして駆けつけてきたので、メンバーは彼に近づくことを拒んでいた。
観戦メンバーの中で、他にやる事が無い14番監督と2番赤羽が、メンバー表の作成にあたった。
石原監督と赤羽は、こうして試合を観戦し、特に石原監督は、相手チームを崩すための戦術を、メンバーに詳細に説明した。 

試合展開から

14番のGKメンバー配置の基本は、以下のとおりと決まった。
GK 田口—本多—松田—若青木の順番で担当する。
浅川の腰が引けていなければ、第4セットのGKに採用するプランも残っていた。
最もリズムの良かった第1セットは、こうだった。

    • GK        田口
    • DF    本多 庭野 山口 駿介 
    • BO       若青木 大久保    
    • MF   松田  ミキ   小野  
    • FW       石川

第1セット(1対0)

試合開始早々、大久保、ミキと繋がり、さらにゴール前で相手DFの頭上を越えたボールを、松田がゴールやや右側からシュート、初得点はバッカスに上がった。
18番は、パスが弱く相手に渡ったときなどは、「UUU、弱い」などと、いつもの自己解説、これも余裕があった証拠だ。
このセットでは、旧知の山口と庭野がセンターバックを組み、面白いように相手オフサイド(計6本)をとりまくった。
パスも繋がり、リズム良く20分が続いた。
田口のGKも安定していた。
駿介は、左サイドバックの位置から、ロングクロスを出しまくった。

第2セット(0対1)

新しく、飯島、泉谷、千葉、浅川、森田が加わった。
泉谷のHDシュートや、飯島のナイストラップなど、局部的には見せ場はあった。
たとえば、この時飯島は、主審をフェイントで抜きにかかった。(写真9)
でも、時々は痛めつけられた。(写真10)
全体的には押され気味で、最後には、相手CKの後のこぼれ球を決められた。ソラは、彼らのものだった。
YCACは、この日好きなだけヘディングを楽しんでいた。

第3セット(2対2)

開始3分、右サイドでボールを受けた小野が、予想外のミドルシュート、回転の良いボールは空いてGKのハンブルを招き、そこに詰めていた石川がご馳走ゴールを決める。
その瞬間を、小野ファンの美穂ちゃんのファインダーは見逃さない。(写真5)
しかし、直ぐに相手も反撃して、左サイドを抉られバッカス失点。
さらに、中央からのミドルシュートも決められ、2対3と逆転される。いずれも、中盤の守備の緩みから生まれた。得点は若者で、けっして松田の失点では無い。
ところが、終盤18分には、縦に出たボールの処理を相手DFがまごつく間に、飛び出した石川がゴール前に持ち込んでまたもや確実に決め同点だ。
これも指摘しておきたい。得点ばかりでは無く、石川だって戦っていた。(写真3)
ここまでは、石原監督が想定していた「同点至上主義」、すなわち接待サッカーの理想通りの展開だった。

第4セット(0対3)

大きな動きは、このセットにおきた。
GKは、若青木を起用した。そして、次々の失点し、終わってみればこのセットで3失点
CKから相手にフリーでHDシュートを決められたのは、日英の文化いや身体能力の違いからしてやむを得ない。また、中央からのミドルシュートに誰も対応せず、中盤の責任の失点もあり、若青木は、無失点と言って良い。
試合後、若青木は、敗戦の責任を自らに課し、「気持が折れそうだ」と何度も叫んでいた。
しかし、観戦していたベンチでは、若青木のナイスセービングで少なくともさらに3失点を免れたという評価だった。若青木は、次のせいGKを狙える逸材ということだ。
ベンチから、若青木への問題点の指摘としてあげられていたのは、せいぜい
シュートを一旦足で止め、その後手を使う
というGKとしては真逆の動きがあったときくらいだった。
試合結果は、3対6
しかし、相手チームには駿介の参加に刺激された若手が数名加わり得点も決めていた。平均年齢の50歳のバッカスとしては、充分善戦、親睦の目的も充分達せられた。
しかし、試合観戦を、無情に振り返って厳しく批評してみたい。

攻撃面

攻撃とは、静から動への展開を必要とし、また組織の中で最もストロングな部分が新しい状況を作り出してゆかなければならない。そして、その戦術に適う攻撃パターンが、この日は17番への縦パスしかなかった。

守備面

ボールが無い位置にあっても守備はできる。
この日、ボールが無い位置では休み、ボールがあると全員で駆けつけた。
一度に5人がボールを取り囲んでいたシーンがあった。

全体として

空中戦では、民族の伝統として全く勝ち目が無かったが、相変わらず浮き球のボール処理を続け、ロングボールも多用していた。YCACは、お互いに大声で怒鳴り合っていたが、バッカスは静かすぎた。普段から「サッカー選手は紳士であれ」と指導されてきたことの反動かもしれない。

22番

写真はいつも、無情を映し出すのである
(2014/12/16)

268 YC&AC戦

  • 日時  2014年12月14日
  • 場所  YC&AC
  • 結果  3対6
  • 得点  松田 石川2

参加者 16名

  • 飯島 石川 山口 小野 泉谷 大久保 本多 庭野 田口 若青木
    千葉 松田 浅川 ミキ 森田
  • 平均年齢50歳
 

 
  • O60
  • 13塩見
  • 10 四元
  • 61倉田
  • 14石原
  • 09飯島
  • 17石川
  • 02赤羽
  • 15レイ
  • 07山口
  • 18小野
  • 21泉谷
  • 08水木
  • 55太田
  • 11大久保
  • 22本多
  • 20庭野

  • O50
  • 24西脇
  • 49仁科
  • 28小田切
  • 30田口
  • 39青木
  • 42千葉
  • 06大弓
  • 36中田
  • 32松田
  • 26宮前
  • 51浅川
  • 33市川
  • 29堀田
  • 44友利
  • 38ミキ
  • 45鈴木
  • 25森田

  • 040
  • 50遠藤
  • 48後藤
  • 31栗子
  • 34森
  • 16三上
  • 37苅谷
  • 40桝井
  • 23若井田
  • 35自然

  • U40
  • 19駿介
  • 69山階

  • レジェンド
  • 総監督
  • 大川
  • TD
  • 武田
  • 大木
  • 手島
  • 藤田
  • 古村