184〜189 2011年フィンタカップ
日時:11月5日、11月12日、11月20日
場所:小机競技場、日産スタジアム
11月5日(土):小机競技場3試合(10分ハーフ)
- 参加者 大久保 西脇 田口 若青木 千葉 松田 三上 啓子さん 美穂子さん
11月12日(土):小机競技場2試合(12分ハーフ)
- 参加者 大久保 宮前 田口 若青木 千葉 三上 駿介 啓子さん
11月20日(日):日産スタジアム1試合(15分ハーフ)
- 参加者 大久保 若青木 千葉 宮前 田口 松田 駿介 啓子 大悟 小林 ジェレミー そのご家族
フィンタカップの直前11月3日には、バッカスから、湘南国際マラソンに4名の選手が派遣されていた。
赤羽、本多、庭野、西脇の4名は、無事完走し、2日後のフィンタカップには、50台の3名はそのまま参加した。その中の1名は、日産スタジアムで活躍した。下記写真の主は、11月20日の日産スタジアムでの決勝戦、前半15分で3本、後半15分で2本、相手決定機に見事なセービングを見せて失点を防いだ。すべて、マラソン練習の成果と考えられる。
日産スタジアム正面入り口のレリーフの前での記念撮影(正装)

表彰式 ここで優勝のトロフィーを受け取るのは、2002年のブラジル以来

(大久保が語る試合展開)
11月5日
第1試合 対YKSC(教員チーム) 0対0
前半 0対0(GK本多)
後半 0対0(GK庭野)
(寸評:大久保)
横浜市南地区の小学校教諭OB+現役チーム。
若い女性がFWに二人入っただけで、相手に合わせたゆる~いムードのまま
何事もなく、引き分けた試合。
(四元さん、セクハラしてはいけないという強迫観念が、強気のプレーを
邪魔したのかも知れませんよー。)
第2試合 対ライフェ 0対1
前半 0対0(GK山口)
後半 0対1(GK山口)
(寸評:大久保)
第一試合のムードを引きずったまま試合は進む。
コーナーキックから一瞬のスキを突かれヘッドで失点。
第3試合 対AS本牧SC 2対1
前半 1対0(GK水木、得点石川)
後半 1対1(GK赤羽、得点石川)
(寸評:大久保)
石川さん、前半、後半で1点づつ得点。
後半、キーパー赤羽を襲ったフリーキックは対空時間の長いふんわりボール。
手を使おうかヘッドでクリアしようか悩んでいるうちに。。。 とは本人談。
これを機に勝ちたいという意思がチームにみなぎり試合が締まった。
試合の合間には、バッカスの専用グラウンドでミニゲームをこなしながら試合に臨んだ。
四元には、3度ほど、決定的な決定機があったが、残念ながら得点には至らなかった。
第3試合は、オーバー50のBリーグ4チームの中の順位を決める重要な試合となった。
そして、石川も参戦し、メンバーは気迫を込めて戦い、レイの運動量は試合後の反省会(たる平)で高い評価を得た。
試合後、以下のようなメールが入った。
バッカスオーバ50の皆さんへ 西脇です。
• FINTAカップ1日目お疲れ様でした。
• 時差ぼけ、筋肉痛にも関わらず、何時もとかわらぬプレーには、あっぱれです。
• まだ2日あります。今日以上の珍プレー、好プレーを期待します。
小野さん、飯島です
• タル平の祝勝会兼反省会、娘の誕生会をするようなので、行かれません。すみません。
• FINTAカップ参加の皆さん、お疲れ様でした。ハプニングもありましたが勝てて良かったです。
では、ハプニングについて解説しよう。
後半、2対0リードの場面で、ゴール近くで飯島がファールを取られ、フリーキックとなった。ボールは温かい小机競技場上空で楕円形の軌道を描いてゆっくりとゴールに向かい、GK赤羽が指をグーチョキパーのいずれにしようか逡巡している間に、ゴール上部に迫っていた。そして、このGKは最後に指を3本使ってトスを上げることを選択したが、そのままボールはゴールネットを揺らし、バッカスベンチは喜びの余り大騒ぎとなった。
試合後、このGKと目を合わさないように努めるメンバーがいたほか、「試合結果に影響の無いゴールだから気にする必要はない」と慰めるメンバーもいた。
慰めの言葉にはこんな言葉もあった。「西脇は凄い、西脇はこんなに緊張するGKを平気でやっているのだから」、しかしこれも慰めにならなかった。西脇は、何も考えないでGKをやっている。
このGKは、こう考えて、納得することにした。「3度目のシュートがはいっただけじゃないか、宮前は1の1」
11月12日
FINTAカップ2日目 (2011年11月12日(土) 小机競技場)
第一試合 準々決勝
• 対 YTシニア戦 1対1 (得点 石川) サドンデスPK戦 2対1 (庭野、石川)
第二試合 準決勝
• 対 YKSC戦 3対0 (得点 飯塚、小野、飯島)
第一試合 対 YTシニア戦
前半、石川が1点を先取。いいリズムだ。
後半、相手陣地の高い位置でボールをキープしてさらに積極的に攻めるぞ。後半もボールポゼッションがよく、「あと1分!」のベンチの声にフィールドの選手も弾む。
残り30秒、ボールは自陣ペナルティエリアにこぼれる。クリアボールがフリーの相手の足元に。一番ビックリしたのはこの相手。思わず蹴りだしたループシュート。ボールは無重力の月面空間を漂いながら、西脇が固めるゴールに向かった。
というわけでサドンデスのPK戦が始まることに。前の試合は壮絶なPK戦だった。
一人目:庭野が右隅に低く速いボールでキメる。
相手も決める。
二人目:石川がインステップでど真ん中にキメる。
• 西脇は左にフェイントをかけてから右に跳んで、見事に止めた。
• バッカスの正ゴールキーパーだ。
第二試合 対 YKSC戦
前半、石川に替わってトップ下を務める飯塚は献身的に動き回った。DFからのスルーパスを受けて、ゴール正面右からゴール左を狙うシュート。左に外れた。ああ、これは調子のいい時の飯塚だ。その数分後、同じような展開からゴール左隅を揺らす待望の一点だ。
小野は二度ほどゴール左45度からシュートチャンスを得た。おーっと、外した。小野が外した。そろそろ追加点が欲しかった。
この直後に右後方の飯塚から出たスルーパス。レイモンドが流したボールは、ゴール左45度に走りこんだ小野にフリーで渡った。左足でキープするボールを、慎重に右足に持ち替えゴール右隅にインサイドで丁寧にキメた。
後半のさらに後半。右DF飯島は快調に右サイドを走り上がる。快調にロビングボールをゴール前に上げる。今またボールを受けて。。。 あれ?相手ともみ合ってる。奥義・ボールまたぎなのか???そこはキープじゃないぞ。「飯島、放せ。ボールを放せ。放せ!!!」何度も叫んだ。
- あれ、転んだ?
- あれ? 笛が鳴った。
- あれ? PKだ。
(遠いベンチサイドから見ると、サイドライン上でのファールに見えた。ペナルティエリアだったのかい?)
さあ、久々のPKB祭典だ。キッカー指名権は見習い会員の山口。誰を指名する? あれ?飯島が自分でボールを置いた。飯島が蹴るらしいぞ。
本人後日談:「PKとは思わなかった。笛が鳴ったら転がされたことに腹が立ってきたので、自分で蹴ることにした」
ゴールの右側に跳んだキーパーを嘲笑うように、ど真ん中にキマった。
飯島すげー。
3対0で勝利。決勝戦進出だ。
祝勝会で、飯島は偽る。
「ゴール右に蹴ったんだ」。
「おっと、ヤバい。キーパー、右に跳んできたんだ」
「あれ、ボールがど真ん中だ。ヤバい 」などと。
まるで自分が凡人だというように偽る飯島は凄い選手だ。
今は昔、赤羽が言ったな。PK戦は
キーパーとの心理戦に非ず。ボールとの心理戦だ。蹴る気配を見せずに、ボールが気づかないうちに突然放つ。さらに超える飯島の極意。己を「空」にして、己がどこに蹴りたいか、などと低俗な欲望を超えて無の境地に達したところで突然放つ。
11月20日
FINTAカップ3日目 (2011年11月20日(日) 日産スタジアム)
決勝
- 対 世田谷区シニア50FC戦 1対0 (得点 石川)
タフな試合だった。
世田谷区のシニアチームから選りすぐったメンバーで構成される選抜チーム。サッカーを知り尽くしている。楽しんでいる。詰めが速い。ボールを持っても前を向かせてくれない。中盤を完全に支配する。MFが必ず1枚多く湧いてくるので、マークを絞り切れない。
前半
試合開始後3分、45度付近からミドルシュートを打たれた。クロスバー真ん中を襲う。GK西脇はパンチングでゴール後ろにそらした。好プレーにベンチが湧く。これが始まりだった。次から次とGK西脇を襲うシュート。一度は、シュート態勢に入った相手FWに向かってまっしぐらに走りこみ胸でシュートを防いだ。昔、守り放題の異名をもらったのが庭野ならば、今日の西脇は防ぎ放題といったところか。それだけシュートを打たれた。そして防いだ。
石原、水木は、左サイドに張った石川にロングボールを送る。なかなか繋がらない。つながっても、石川は相手DF3人から厳しくマークされて抜け出せない。ブブゼラ? 昨年、宮前がアフリカ帰りに買い求めたものだ。
千葉が吹くブブゼラは、「ぷは~ 、 ぷふぁ~ 」と蚊が泣いたようで辛気くさい。
ほうほうのていで逃げ帰った。前半はそんな感じだった。
後半
予定通り、塩見→四元、水木→小野、泉谷→飯島、山口→赤羽にメンバー4人を入れ替える。
ランナーズメンバーでDF真ん中2枚を務める赤羽、庭野はすべてのボールにチャレンジする方針だ。ランナーズのもう1名、本多は今日は講演会講師のため試合を断念。講演後に娘の小春ちゃんのためにAKB48のグッズを買い求めていた。
<本多の報告>
本多は、うまくいっても、PKB48作戦を使わねばならないような戦況だったことなど、予想だにしなかっただろう。
そして、赤羽にはPKB48作戦に陥った場合、これに参加しないための秘策があった。赤羽は湘南国際マラソンを走破した後、胃腸を壊していた。しかし、前週には完治していた。そこで秘策である。
---<赤羽の報告>---
後半もボールを支配され、クリアボールで攻めを絶つのがやっと。守りが続く。
後半7分頃、右サイドで待つ石川へ赤羽からロングボール。残念、繋がらない。
ボールは相手左DFの足元へ渡る。背中を向けて余裕をもってボールキープだ。そこへ斜め後ろから石川が襲った。不意打ちだ。ボールを奪い取った。まるで、鎌倉・茅ヶ崎の海岸で弁当を食べる人を空から急襲し、その弁当をかっさらうトンビのようだ。相手GKもそんな展開を想像できず、前に出ていた。
石川は体を投げ出したGKのセービングをうまくかわして、ゴールへ流し込んだ。
先取点だ。大変だ。お祭りだ。バッカスだ。大騒ぎだ。ブブゼラ? 『ブーワォワォワォ~ン!、ブーワォワォワォ~ン、!!!』うるさい! 大音量でなり続ける。千葉の肺活量だ。(かつてここ日産スタジアムで試合をしたことがあった。主審で笛を吹いた石原がいっていた。すり鉢のようなスタジアムの中を笛の音が回り続けるのだと。)大音響だった。
後半の残り時間も攻め続けられた。GK西脇の好セーブは続いた。3点は取られていても不思議ではなかった。どれほど試合終了のホイッスルが待ち遠しかったことか。
ホイッスルが鳴り響いた。勝利だ。優勝だ。二連覇だ。大変だ。バッカスだ。
戦い終えた戦士は勝ち誇ったようにベンチに帰ってきた。1点キメた石川が、
と言いながら飯島に握手を求めてきた。
ふつうなら逆だろう。「ナイスシュート、おめでとう」に「ありがとう」だろう。その握手は、次のようなエピソードに由来している。
表彰式 バッカスは優勝トロフィーと賞状を戴いた。
懇親会 集まったチームと懇親を深め、いくつかのチームとは試合で再会しようと約束をした。
石川がMVPを戴いた。
サッカーにおいて、敵は相手チームに非ず、まず、自分自身だ。弱い自分と強い自分が絶えず葛藤している。次に、家族だ。そしてチームメートだ。
壁に耳あり、障子に目あり、記事になるなら何でもあり
バッカス、優勝おめでとう。
184 YKSC戦
- 日時 2011年11月5日
- 場所 小机
- 得点 0対0
- 得点者
185 ライフェ戦
- 日時 2011年11月5日
- 場所 小机
- 得点 0対1
- 得点者
186 AS本牧SC戦
- 日時 2011年11月5日
- 場所 小机
- 得点 2対1
- 得点者 石川2
- 参加者 11名
- 四元 石原 飯島 石川 赤羽 レイ 山口 小野 水木 本多 庭野
187 YTシニア戦
- 日時 2011年11月12日
- 場所 小机
- 得点 1対1
- 得点者 石川
188 YKSC戦
- 日時 2011年11月12日
- 場所 小机
- 得点 3対0
- 得点者 飯塚 小野 飯島
- 参加者 12名
- 飯島 石川 赤羽 山口 レイ 小野 泉谷 水木 本多 庭野 飯塚 西脇
189 世田谷シニア戦 (決勝)
- 日時 2011年11月20日
- 場所 日産スタジアム
- 得点 1対0
- 得点者 石川
- 参加者 12名
- 塩見 四元 石原 飯島 石川 赤羽 山口 小野 泉谷 水木 庭野 西脇



- O60
- 13塩見
- 10 四元
- 61倉田
- 14石原
- 09飯島
- 17石川
- 02赤羽
- 15レイ
- 07山口
- 18小野
- 21泉谷
- 08水木
- 55太田
- 11大久保
- 22本多
- 20庭野
-
- O50
- 24西脇
- 49仁科
- 28小田切
- 30田口
- 39青木
- 42千葉
- 06大弓
- 36中田
- 32松田
- 26宮前
- 51浅川
- 33市川
- 29堀田
- 44友利
- 38ミキ
- 45鈴木
- 25森田
-
- 040
- 50遠藤
- 48後藤
- 31栗子
- 34森
- 16三上
- 37苅谷
- 40桝井
- 23若井田
- 35自然
-
- U40
- 19駿介
- 69山階
-
- レジェンド
- 総監督
- 大川
- TD
- 武田
- 大木
- 手島
- 藤田
- 古村