138 139 グランパ・ボロンズ戦(2009年)

日時:12月6日
場所:都田公園サッカーグランド
審判 宮前 監督
グランパとボロンズとの再戦
夜半過ぎまで激しく降っていた雨は早朝には上がり、晴天無風の小春日和、遠足の気分にも似て、浮かれた気分のまま都田公園に出かけてしまった.
あの神の摂理とも言えるシーンが目の前で再現されることも知らず。
試合結果 1勝1敗
グランパ戦 2対0

  • 前半 0対0
  • 後半 2対0(得点 石川 飯塚)

ボロンズ戦 0対1

  • 前半 0対1
  • 後半 0対0 

この日塩見会長は、この日が還暦を迎えての初試合だった。だから、誰が初アシストを達成するか、これを記事にするつもりで注目していた。また、対戦相手がバッカスよりも平均年齢で上回るというバッカスにとってハンディを背負った(言い訳の材料が少ないと言う意味で)試合だった。そこで、バッカスメンバーの中の50代の奮起と40代の自重的サポートがヘッドコーチから試合前に課題として告げられていた。要は「気配りのできる40代は誰か」、これも副題になる予定だった。
さらに、試合前々日の某所での会議では、大物ながらまだ無得点の山口のシュートが見たい、というイベント提案に関する稟議書が無事決済となり、この日の1セットは山口のワントップになる予定だった。もし、得点となったら、大倉山駅の掲示板に号外を出すつもりでいた。でも、確信は事実を生み出すという真理の余韻で、この日の課題をすべて忘れてしまった。


グランパ戦前半は、

特に語るべきこともなく終わった。

ボロンズ戦前半は、

その終了間際で、ペナルティエリア左から綺麗なパスを回されて失点したが、他には特に語るべきこともなく終わった。

グランパ戦後半に

山口のワントップが告げられた。そして、ゴール前の混戦では、山口にシュートのチャンスも生まれたが、15分の限られた時間の中では、その長い足は充分に生かし切れず無得点に終わった。
グランパ戦後半には、石川のペナルティエリアの外からの右足のミドルシュートがキーパーの左脇の下を抜けて初得点を上げた。また、遅れてチームに参加したせいで、この日の課題が40代の自重とサポートであることを知らない飯塚が右サイドから強引にドリブルで突破し、ゴールライン近くから強烈なシュートで2点目を奪った。だが、これに対するコメントも、PKの主審の笛は天命を告げる音でもあることを知った感動から、すべて忘れてしまった。

そして、ボロンズ戦後半戦

優勢は続いたが、なかなか得点に繋がらない。
得点のチャンスの殆どは、左ハーフの石川のドリブルから生まれていたが、相手も優れ者揃い、石川の動きを読むようになり、なかなか決定的なチャンスまでには繋がらない。

主審の笛が高らかに鳴り、主審の右手は、ゴールの中心から11メートル離れた直径22センチの円形の印、いわゆるペナルティマークを指していた。
満員のバッカスベンチからも怒声とも歓声との判別不可能な声が湧き上がった。
四元は、石川の名を絶叫し続けた。
グラウンドにいるメンバー10名も、内心では小躍りして石川の挙動を見守った、「噂の石川のPKを間近で見ることが出来る。」そんな興奮を隠しながら、バッカスの銘々は、ペナルティエリアから少しずつ後ずさりした。
誰も動かない不自然さの意味を、石川は知っていた。しかし、自分が取ったPKだけに、自分が動くしかない。
仕方なく、ボールの前に立つと、石川は一呼吸も置くことなく、直ぐに、ケビンクラスの爆発的エネルギーで右足を振り抜いた。

ハーフライン近くでは、庭野が相手FWと話し込んでいた。

  • 相手FW「(石川を指して)あの人、うまいですね」
  • 庭野「チームの得点王だからね。」
  • 相手FW(だったら、あの人が蹴るんだろうな)
  • 庭野「でもね、PKだけは入らない」
  • 相手FW「えっ、そうなんですか?」

ーーー(石川が、PKを蹴る)−−−−

  • 相手FW「えっっっ!」
  • 庭野(予言が現実となった感動して立ち尽くす)

石川の蹴ったボールは、GK上部のバーに鋭く当たると急に角度を変え、地面に向かった。そして、僅かに、ゴールラインの手前に落ちたボールは大きく跳ね返り、GKと石川が小競り合いとなった。そして、GKがボールをキャッチした。
間近でこれを見たバッカスメンバーは、「俺は、あの有名な石川のPKを間近で見たことがある。」、という自慢話が一つ増えた喜びと、同点のチャンスを失った悲しみを胸に、元のポジションに戻った。

石川がペナルティエリア内で倒され、主審がPKの笛を吹いた直後対応マニュアル

この日、我々は、またひとつチームプレーのリストを追加した。
(12.12)

138  グランパ戦 

    • 日時       2009年12月6日
    • 場所       都田公園
    • 得点       2対0
    • 得点者      石川 飯塚     

139  ボロンズ戦 

    • 日時       2009年12月6日
    • 場所       朝日
    • 得点       0対1
    • 得点者      三上
    •    
    • 参加者(14名)
      GK 西脇 
      DF 四元 山口 大久保 庭野 本多 飯塚
      MF 石川 赤羽 レイ 小野 水木 
      FW 塩見 泉谷
      審判 宮前 監督
  • O60
  • 13塩見
  • 10 四元
  • 61倉田
  • 14石原
  • 09飯島
  • 17石川
  • 02赤羽
  • 15レイ
  • 07山口
  • 18小野
  • 21泉谷
  • 08水木
  • 55太田
  • 11大久保
  • 22本多
  • 20庭野

  • O50
  • 24西脇
  • 49仁科
  • 28小田切
  • 30田口
  • 39青木
  • 42千葉
  • 06大弓
  • 36中田
  • 32松田
  • 26宮前
  • 51浅川
  • 33市川
  • 29堀田
  • 44友利
  • 38ミキ
  • 45鈴木
  • 25森田

  • 040
  • 50遠藤
  • 48後藤
  • 31栗子
  • 34森
  • 16三上
  • 37苅谷
  • 40桝井
  • 23若井田
  • 35自然

  • U40
  • 19駿介
  • 69山階

  • レジェンド
  • 総監督
  • 大川
  • TD
  • 武田
  • 大木
  • 手島
  • 藤田
  • 古村