８５　ＹＣ＆ＡＣ第２戦（２００５年）

日時：１２月３日　土曜日　午前１０時
場所：ＹＣ＆SＣグラウンド
相手：ＹＣ＆SＣ
主審：２級　副審３級
形式：２０分４本
前半　０対０
後半　１対１（得点宮前）
合計　１対１
 
2005年12月3日　土曜日　午前１０時　バッカス対ＹＣ＆ＡＣ開催される。
早朝雹が降り、北東の風は冷たく、グラウンドの芝の下の粘土質の土は滑った。この芝のグラウンドでは、１００年以上も前からサッカーの歴史を刻んできたらしいが、この日を最後に人工芝に張り替えられるらしい。その最後の記念の日に、日本を代表してバッカスが招待されたということにしておきたい。
試合は、２０分ハーフを４本、言い換えれば４０分ハーフ２本。審判は、主審が２級審判、副審も３級審判、担架まで用意されていた。
ＹＣ＆ＡＣは、イングランドを中心にして、エチオピアなどの諸国混合チーム。その平均年齢は、前回の対戦時とは異なり、４７，８歳程度。バッカスとほぼ同じ年代チームだった。しかし、その体格と骨の太さには大差があった。

（経過）

３セット目の宮前の得点により、まずバッカスがリードした。そのため、４セット目のＹＣ＆ＡＣは身体を使い手を使い猛攻に出てきた。ところが、肝心の庭野は足をつり出して退場するピンチ。ここでバッカスＤＦは踏ん張りＰＫによる１失点に抑え、引き分けで終了した。

この日の攻撃陣

大久保のこの日のプレーは、縦横無尽の動きだけでなく、縦に真っ直ぐそしてシュートもあった。
こんな選手を相手選手も見逃すはずはない。４セット目では、左サイドを駆け上がる大久保は背後からタックルを受けて転倒した。当然イエローカードだ。
監督は、ボランチの位置で終始ディフェンシブな役回り。もちろん、身体を張ったプレーは、イングランド相手でも同じだった。そして、途中から感をつかむと、競った場面で相手の反則を誘い何度もＦＫ奪取だ。

飯島のポジションは右ハーフ

我々飯島ウォッチャー専門家の注目は、彼が得意とする後横蹴りフェイントドリブルがイングランドに通用するかどうかだった。しかし、その時飯島は、平凡に縦に駆けただけだった。極秘技術の海外流出を恐れた飯島が、「隠した」結果だ。
そして、泉谷は、この３セット目に、惜しい２本のシュートを外している。１本は縦のドリブルからゴールポストに当てるシュート。もう１本は宮前の左からの横パスをゴール正面でフリーで受けてシュート。

この日の守備陣

隠れたヒーローは、ペナルティエリア内のハンドを手を上げて主審にアピールした３７番山口だった。
守備の起点にはガッツンがいたが、そこはそれ、１１人制サッカーの場合守り放題には限界がある。守りきるには、もう１人その日のリズムに乗ってハイテンションになったＤＦが必要だ。それがこの日の山口だった。
もちろん、四元も、守備に専念し確実にクリアーを蹴り続けた。ある時、相手ＦＷから「１０番から肘打ちをされた」というゼスチャーが上がった。
バッカスベンチも当然四元１０番がやってしまったと確信し大騒ぎ。しかし、どうも相手ＦＷのシュミレーションだったらしい。これからは、四元のプレーにも、予断を持つことなく素直な気持ちで見つめたいと思う。難しいけど。

総監督と塩見の二人

１０分ずつ交代の予定でピッチに立ったが、あるセットでは、塩見が交代せず２０分が経過し、ベンチに戻ってきた。
総監督：２０分続けて疲れたろう（だから、次のセットでは俺が２０分出たい）
塩見：ぜんぜん
二人は、友人であったはずなのに、ピッチの上ではライバルだった。
試合後は、倶楽部ハウスに招待され、ビールなどの御相伴にあずかる。
第１戦は、ＹＣ＆ＡＣの平均年齢は相当低く一方的な試合展開ながら、引き分けに終わっていた。だから、ＹＣ＆ＡＣから再戦希望が来てＹＣ＆ＡＣグラウンドで再戦することは想定内だった。
そしてこの日我々は、第２戦目のアウェーの国際親善試合を、（監督に言わせれば理想的に）引き分けに終えた。だから、ＹＣ＆ＡＣからの再々戦希望が来るのは想定内だ。