55 56 2003Mリーグ第3戦、第4戦(2003年)

日時:6月7日(土曜) 晴のち曇り
場所:保木公園グラウンド
第1試合 対鴨一FC戦
(5対0 前半2点 石川・三上、後半3点 安倍、石川、宮前)
第2試合 対剣山戦
(2対3 前半0点 後半2点 芝田、監督)

(Presented by Oukubo)

55 第1試合 対鴨一FC戦

(5対0 前半2点 石川・三上、後半3点 安倍、石川、宮前)
<前半>

  • ・TDは考えていた。「今日はグランド状態が良いから、切り裂きドリブルが利く石川をFWで使おう」 開始早々に戦術は功を奏した。 
  • ・ペナルティエリア外 右45度でパスを受けた石川は敵DFを2人抜きで得意のポスト際へのシュートを決めた。
  • ・1.5列目宮前とともに精力的な動きで攻めの起点を作りながら直後に2点目を挙げたのは三上だった。中盤でボールを受けた三上は相手DFの守りが薄くなったその時に、振りかぶってボールを巻き込みながら、相手GKが取りにくそうな重量級のシュートを放つ。重い球はGKに触られてもハンブルを誘い見事な2点目となった。
  • ・時々、大久保はFWを追い越して相手ペナルティエリア付近に遠足に出かけた。背中のリュックからおやつを取り出して休憩していたら、何故か中盤に引いていた宮前がロングシュートを放つものだから、モロにお尻にぶつけられてしまった。大久保が休憩していなければ、左ポスト付近に突き刺さる見事なシュートだったそうな。横に逃げればよいものをと思った時には既に遅く、「FWの横の動きとはこのことなのか」と、つくづく反省した。
  • ・相手ボランチが中盤から放つ左サイドラインギリギリへのロングパスは、しばしば左陣地を守る山口、大久保の頭上を越えて決定的な相手のチャンスとなったが、安部のフォローでどうにか乗り切るが、危ない場面も多かった。 -

<後半>

  • ・安部のMリーグ初得点は後半早々に生まれた。右ハーフラインから宮前が超スピードのドリブルで駆け上がるとFWと一緒に安部は5m後ろから全速力で追いかけた。タッチラインぎりぎりで宮前が折り返すと、追いかけ続けた安部につながりコンパクトな蹴りで初ゴールを決めた。 
  • ・勢いづいたバッカスは攻め続けた。再び右ペナルティエリア付近から石川は得意の切り裂きドリブルで4点目。
  • ・5点目はハーフウェイ付近でファールの笛を予測した鴨一が油断をした隙にボールをつないだ石川は、相手DFをあざ笑うようなラストパスを宮前に送り、難なく5点目。こうして、バッカスは2003年度Mリーグで初の勝ち点3を獲得した。
  • 守り放題の庭野は、午後から学童夏キャンプの準備という重大な使命を帯びていたので、第2試合の勝利を確信しながら、意気揚々となつ実チャンとグランドを後にした。しかし、このことが不吉な予兆の始まりだった。

56 第2試合 対剣山戦

(2対3 前半0点 後半2点 芝田、監督)
<前半>

  • ・序盤戦、バッカス陣内右ハーフ付近で蹴られたロビングをオフサイド気味の相手FW2人に詰められ失点1を献じた。きっとオフサイドだった。ボールの支配率はバッカスが上だった、そのうち早めに返せると思っていた。 
  • ・しかし、5分もしないうちに今度は陣内左ハーフ付近で販促があり直接フリーキックを与えた。年配の選手が思い切り蹴ったボールは思いのほか伸びて芝田が守るゴールの右隅に吸い込まれた
  • ・少し暗雲が立ち込め始めた。

<後半>

  • ・怒涛の攻めだった。途中に訪れた能勢も、相手ゴール裏のはるか丘の方から、怒涛のコーチングだ。「千葉さんいい動きですよ」「芝田さんナイスプレー」。相手GKはさぞ嫌気がさしただろう、味方ベンチでさえうるさいと思ったくらいだから。がしかし、能勢のコーチングは心強い。 
  • ・相手陣内左ハーフから宮前はファーのポストに長いロビングを出す。予めアイコンタクトで詰めていた石川の前に芝田が立ち塞がり、右ポストに衝突しそうな位置で芝田がジャンプヘッドを決めた。その背後の石川が「スルー!!」と叫んだ声は聞こえたが、既に体が伸びきっていた芝田はこれを無視してキメた。 いい調子になってきた。
  • ・再び、相手陣内左ハーフから宮前がロビングをパスを出す。ボランチにいたはずの監督が、右ポスト付近でシュートを放つ、相手DFに阻まれまた放つ、時間にして1.5秒の間に3度目を蹴るとこれが2点目に! 魂のゴールだ!! 呆然と見守っていた三上は感動で目頭が熱くなった。やっと、2点ビハインドから追いついた。これまでのバッカスにない展開だ。後は、もう1点だ。悪くてもドローだ。
  • (ハーフタイムで、大久保はTDから重要な指示をもらっていた。「次の試合で主審をするので、ラスト5分でDFを交代してくれ」)
  • ・約束とおり、ラスト5分で大久保はTDと交代した。時々攻められるシーンもあったが、自然のパワフルな守りに助けられていた 
  • ・しかし、不幸は突然やってきた。陣内右ハーフ付近でキープした相手MFを大久保は無謀にも追いかけ過ぎた。左フォローの安部にフリーのまま明け渡してしまった。安部の絶対絶命のスライディングも最早利かず、相手の3点目を献上してしまった。
  • こうして、バッカスは、2003年初の勝ち点3と初の勝ち点0を同時に経験した。

<次の試合>

・審判部長の命で主審にTD、副審に監督・泉谷が真黒の審判服に衣替えし、見事なレフェリーの仕事を披露した。オフサイドには、監督・泉谷のフラッグが「ばっさ!!」と上がるとTDの笛が「ぴぃー」と鳴り響く。前の試合でオフサイドを取らないレフェリーにモヤモヤが溜まっていた聴衆は、一同晴れ晴れとした気分になった。後半にはTDにより2枚のイェローカードが披露された。
試合終了後、引き上げてきた審判団をバッカスは盛大な拍手で出迎えた。
(2003.6.15 )
 

55 鴨一戦 

    • 日時       2003年6月7日
    • 場所       保木
    • 得点       5対0
    • 得点者      石川2 三上 安部 宮前

56 剣山戦 

    • 日時       2003年6月7日
    • 場所       保木
    • 得点       2対3
    • 得点者      加藤 監督
  • 参加者         12名
  • 芝田 千葉 庭野 安部 山口 三上 監督 宮前 大久保
    総監督 石川 塩見
  • O60
  • 13塩見
  • 10 四元
  • 61倉田
  • 14石原
  • 09飯島
  • 17石川
  • 02赤羽
  • 15レイ
  • 07山口
  • 18小野
  • 21泉谷
  • 08水木
  • 55太田
  • 11大久保
  • 22本多
  • 20庭野

  • O50
  • 24西脇
  • 49仁科
  • 28小田切
  • 30田口
  • 39青木
  • 42千葉
  • 06大弓
  • 36中田
  • 32松田
  • 26宮前
  • 51浅川
  • 33市川
  • 29堀田
  • 44友利
  • 38ミキ
  • 45鈴木
  • 25森田

  • 040
  • 50遠藤
  • 48後藤
  • 31栗子
  • 34森
  • 16三上
  • 37苅谷
  • 40桝井
  • 23若井田
  • 35自然

  • U40
  • 19駿介
  • 69山階

  • レジェンド
  • 総監督
  • 大川
  • TD
  • 武田
  • 大木
  • 手島
  • 藤田
  • 古村